腹筋トレーングで便秘解消

スムーズな排便には、腹筋の力が欠かせません。
筋力が弱ければ、お腹に力を入れることができなくなってしまいます。
排便は腹筋をつかって便を押し出すため、お腹の筋力が弱っている場合には便を十分に押し出すことができません。
さらに腸の筋肉も緊張がなくなってしまうため、排便を促すぜん動運動が弱くなってしまいます。

もともと男性に比べ、筋力の弱い女性はどうしても便秘になりやすく、腹筋をトレーニングすることで便秘改善にとても効果的なのです。
適度な運動によって血行が促進すると、自律神経に作用します。
実は腸の動きは自律神経の影響を強く受けるので、リラックスした状態であれば、副交感神経が優位に働き、胃腸の働きが活発になります。
しかしストレスや冷えなどが原因で、好感神経が優位な場合には、腸の働きが悪くなってしまいます。
便秘解消には、食生活に気をつけるだけではなく、ストレスを抱えないことや、体を冷やさないことなども大切です。

腹筋をトレーニングすることは、副作用もなく、便秘薬や下剤などを使用するよりもはるかに健康的です。
便秘解消の目的で腹筋を鍛えるには、ハードな運動は必要ありません。
日々の生活の中に簡単に取り入れることができます

まず、仰向けに寝て、両手は頭の後ろで組みます。
足は軽く立てます。
息を吐きながら、ゆっくりとおへそをのぞくように上半身を持ち上げて5秒キープします。
腹筋、特におへその周辺に力が入っていることをしっかり意識するのがポイントです。
息を吐ききったら、ゆっくりと体を元の状態へと戻します。
これを5回ほど、繰り返します。
リラックスする効果を高めるために、最初と最後には腹式呼吸を行い、呼吸を整えましょう。
最初は無理のない範囲で実施し、慣れたら回数を増やしましょう。

毎日実践することで、腹筋が鍛えられ、便秘の症状を改善することができます。
慢性的に便秘に悩んでいる場合には、腹筋の力を高めてはいかがでしょうか。