マッサージの力で腸を活性化して便秘解消

忙しい現代女性には、悩みが耐えません。
辛い便秘に悩んだ経験や、繰り返すお腹の不調に悩んだ経験がある人は少なくないのではないでしょうか。
女性の身体は、男性に比べると筋力が弱いだけではなく、ホルモンバランスの影響をとても強く受けます。

黄体ホルモンの分泌が活発になる生理前には、水分をため込むように体が指示を出します。
身体がむくんだり、ニキビに悩まされるのはこのホルモンの影響を強く受けるからです。
この時期、便の水分も吸収されるため、便秘になりやすくなります。
さらにこのホルモンには子宮の筋肉の収縮を抑える働きがあるため、すぐ近くにある腸のぜん動運動も鈍くなります。
女性らしさを保つため、そして子供を作るために備わっている女性ホルモンですが、普段の生活からホルモンの影響に負けない身体作りが必要です。
食物繊維の多い食事や適度な運動と一緒に行いたいのが、排便を促すマッサージです。

普段から冷え性に悩む女性は多いですが、生理前には特に下半身の冷えやすくなります。
まず、仰向けに寝て膝を立て、ゆっくり時計回りにお腹をさすりながらお腹の表面温度を上げます。
お腹の温度が上がるだけでも、動きの鈍った腸が働き始めます。
そして仰向けに寝た状態のままの姿勢で、下腹部から胸の下までを、ゆっくりさすり上げます。
この時、少し指を立てて直接内臓を刺激するようなイメージで行います。
さらに指を立てて、おへそから下腹部全体を揺らしていきます。

こうしたマッサージによって、圧迫されていた内臓が元の位置まで戻り、本来の腸の機能が復活します。
さらに心地よい刺激によって副交感神経が働くと、腸の緊張が解れるので、女性ホルモンの働きを整える効果のあるアロマオイルを使いながら、マッサージするのもオススメです。
就寝前にマッサージを習慣付けると、内臓の位置が正しい場所に戻ってから身体を休めることができるので、ぐっすり眠ることができます。
バランスの取れた食事や規則正しいを心がけ、時にはマッサージを上手に取り入れながら、便秘にならない体質作りを行いましょう。