おからでキレイな腸を目指そう

昔から健康食品として食べられてきたおから。
現代では美肌やダイエットなど、女性に嬉しい効果があることで注目されていますが、さらに高い便秘解消化があることも広く知られています。

おからには食物繊維が豊富に含まれています。
食物繊維は水溶性食物繊維と不溶性食物繊維に分類されます。
おからは不溶性食物繊維に分類される食物繊維が100g中10gと非常に豊富に含まれています。

不溶性食物繊維は水に溶けにくい性質を持ち、体内の水分を含むと膨張します。
便のかさが増すことで、腸内は刺激され、排便を促進します。
さらに大豆や小豆に豊富に含まれているサポニンという成分にも注目すべき効果があります。
大豆が原料となっているおからにもサポニンは豊富に含まれています。

サポニンには高い抗酸化作用があり、老廃物を排出して体が酸化するのを抑える働きがあります。
連続的に摂取することで腸だけではなく、体の健康を促進します。
便秘が続くと、便と腸が長時間接することになり、便の腐敗や発酵が進みます。
老廃物や有毒ガスが腸内に蓄積し、どんどん腸内の環境が悪化していきます。
便秘を解消するため、さらに、便秘で体が受けたダメージをケアするためにも、抗酸化物質が必要と言えるでしょう。

さらにおからに含まれるレシチンは、皮膚や筋肉の新陳代謝を促進し、全身の血行をよくする働きがあります。
レシチンの作用になり、胃腸の働きが活性化し、ぜん動運動や消化液の分泌が盛んになります。
おからを食べることで、おからがもつ豊富な食物繊維と、抗酸化物質によって腸内を正常化しながら便秘を解消できます。

おからには色々な料理法があり、ヘルシーなお菓子から惣菜まで、工夫すれば飽きることなく食べ続けることができます。
しかし、おからに含まれる不溶性食物繊維は腸内に満足な消化物がないと、便の水分を吸収して硬くしてしまうため、食事をしっかり食べて、水分をたくさん摂るようにすることが必要です。
1日の摂取量は50g前後が目安です。
さらに、おからと同時にわかめなどの水溶性食物繊維を一緒に摂ることで、便秘解消効果があがります。